くらしのマーケット以外の集客|エアコン工事店で実際に仕事につながった3つ(Googleマップ・紹介・YouTube)
1. 仲介サイト以外で、私の店で実際に仕事につながったのは「Googleマップ」「紹介」「YouTube」の3つ
2. Googleマップの口コミは、工事が終わったお客様全員に同じ文面でお願いする。見返りなし・星の数も指定しない
3. 紹介は頼まない。「いい人だったな」と思い出してもらえる仕事と会話が、いちばんの近道
同業の方から、ときどき聞かれます。「くらしのマーケットみたいな仲介サイト以外で、お客さんってどこから来るの?」
私の店の場合、実際に仕事につながっているのはGoogleマップ・紹介・YouTubeの3つです。どれも、始めてすぐ効いたものではありません。何年もかけて少しずつ積み上げてきたものです。
この記事では、その3つを、私が実際にやってきたことと、やらないと決めていることに分けて書きます。仲介サイトの手数料そのものの話は、くらしのマーケットの手数料が高いと感じたら|エアコン工事店がやめずにできる3つのことに書いています。

1. Googleマップ:口コミを10年かけて積み上げる
Googleマップには、10年くらい前から取り組んでいます。最初はよく分からないまま、工事が終わったお客様に「よろしければ口コミをお願いします」とお願いしてきました。少しずつですが、積み上がってきました。
口コミのいいところは「信用が目に見える」こと
初めてのお客様にとって、知らない業者を家に上げるのは不安なものです。Googleマップでは、実際に工事を頼んだ人の評価が数字で見えて、どんな工事だったかが文章で読めます。「どういう感じの人なんだろう」と迷っている方に、私が自分で説明するよりもずっと伝わります。
何年もかけて積み上がった口コミは、一度にまとめて作れるものではありません。積み上げてきた時間そのものが、信用の裏付けになると感じています。実際に、Googleマップを見て連絡をくださるお客様も少なくありません。
口コミは、地図での出やすさにも関係する
Googleは公式の案内で、地図などのローカル検索の順位は主に「関連性・距離・知名度」で決まり、「クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ローカル検索結果のランキングが高くなります」と書いています(Google公式:Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント)。
ただし、順位は距離などほかの要素でも決まるので、口コミを増やせば必ず上に出る、というものではありません。私は、地図だけでなく普通のGoogle検索やAI検索にも効いていると感じていますが、どう効いているのかが細かく公表されているわけではありません。
口コミのお願いで、必ず守ること
口コミのお願いには、Googleの決まりがあります。肯定的な口コミだけを選んで頼むことと、割引や無料のサービスなどの見返りと引き換えに頼むことは、どちらも禁止されています(Google公式:マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー(禁止または制限されているコンテンツ))。私の店で決めているのは、次の3つです。
- 工事が終わったお客様全員に、同じ文面でお願いする(満足してくれそうな人を選んでお願いしない)
- 見返りを付けない(「書いてくれたら値引き」などはしない)
- 星の数を指定しない(「星5つでお願いします」とは言わない。これはGoogleのルールに書かれていることではなく、私の店の決めごとです)
いまは、工事が終わった日に同じ文面のお礼のメールを送り、その中で「よろしければ口コミを」とお願いしています。お願いの仕方を全員同じにしておくと、迷わず続けられます。
2. 紹介:頼まずに、思い出してもらう
紹介は、私の店の大事な仕事の入口です。ただ、お客様に「ぜひ紹介してください」とお願いすることはしていません。
エアコンは「何年かに一度」の買い物だから
エアコンは、洗剤や食品のように毎日・毎月使って減るものではありません。次に必要になるのは、何年も先です。だから、その時にふと「そういえば、あの人よかったな」と思い出してもらえるかが勝負だと思っています。
そのために心がけているのは、「いい人だな」と思ってもらえる会話です。無理に話しかける必要はありません。でも、お客様から質問されたら、親身に答える。それを続けていると、紹介は自然に広がっていきます。
紹介していただいたら、領収書に一言
紹介を受けたときに続けている工夫があります。たとえばAさんのご紹介でBさんの工事をしたとき、Bさんの領収書に「A様ご紹介特別値引き」と書いて、500円でも1,000円でも値引きします。
するとBさんには、「Aさんの紹介のおかげで値引きしてもらえた」という気持ちが残ります。その良い気持ちは、ほかの人にも伝えたくなるものです。実際に、そのBさんがまた別の方を紹介してくださることがよくあります。
紹介してくださったAさんにも、「紹介してよかった」と心から思ってもらえるように気を配ります。スタンスはあくまで「紹介していただけたら、ありがたい」。営業はかけません。
※この値引きは「紹介していただいたこと」へのお礼です。Googleマップの口コミには、見返りを付けません(上の「必ず守ること」のとおり)。

3. YouTube(ほかのSNSも):会ったことがないのに「知っている人」になる
3つ目はYouTubeです。2019年に、エアコン工事の動画を出し始めました。以下の数字は、いずれも私の申告で、2026年11月時点のものです。
| 項目 | 数字(2026年11月時点) |
|---|---|
| これまでに出した動画 | 1,000本以上 |
| チャンネル登録者 | 約5万9,500人 |
| これまでの総再生回数 | 1億回以上(6〜8割はショート動画) |
| TikTok・Instagram・Xも合わせたフォロワー | 8万人以上(よく見てくれている人は、その半分くらいかもしれません) |
| 「YouTubeを見て頼みました」というお客様 | 夏の忙しい時期で、週に1件くらい |
どうやって仕事につながるのか
夏になると、地元の方が「エアコン 取り付け」「エアコン おすすめ メーカー」などで調べます。動画をたくさん出しているので、その検索結果に私の動画が出ることがあります。気になって見てみたら、ちょっと楽しいエアコン工事の動画。説明欄を見たら「地元の人なんだ」と気づいて、連絡をくださる——という流れです。
動画で何度も見ていると、会ったことがなくても、テレビで見ている人のような親近感がわくようです。
もう一つ、一度ネットに出した動画は、消したつもりでもどこかに残ります。だから悪いことはできない。それも、お客様にとっては信用の裏付けになっていると思います。
正直に言うと、同じようにいくとは限らない
私が始めた2019年は、エアコン工事の動画を出す人が増える少し前でした。そこにコロナ禍の巣ごもりの時期が重なって、大きく伸びました。時期と運も大きかったと思います。今から始めて同じ数字になるとは言えません。
それでも、動いていなければ何も起きませんでした。顔と仕事ぶりを見せておくことは、地元のお客様に「どんな人がやっているのか」を知ってもらう手段になる、と私は考えています。
3つはバラバラではなく、つながっている
振り返ると、この3つは別々に効いているのではなく、つながっていると感じます。
| 役目 | 私がやってきたこと | |
|---|---|---|
| YouTube・SNS | 知ってもらう | いろいろなSNSで、ずっとCMを流しているような感覚で発信 |
| Googleマップ | 見つけてもらう・安心してもらう | 地元の人が検索したときに見つけてもらえるよう意識し、全員に同じ文面で口コミをお願い |
| 紹介 | 次のお客様につないでもらう | 「いい人だな」と思ってもらえる会話と、紹介していただいたときのお礼 |
どれか一つではなく、全部やったほうがいいというのが私の考えです。そして、その土台にあるのは、目の前の工事に真面目に取り組むことです。地道に続けていれば、お客様は少しずつついてきてくれます。
見つけてもらったあとの「受け皿」も用意しておく
Googleマップや動画でお店を知ったお客様が次にするのは、ホームページを見るか、連絡をするかです。そのときに中身の分かるページがなかったり、現場中で電話に出られなかったりすると、せっかく見つけてもらったのに別の店へ行ってしまいます。
Googleビジネスプロフィール(Googleマップのお店情報)には、ホームページや受付ページのURLを載せられます。工事メニューと料金の目安、施工事例が見られるページと、電話以外の連絡の入口を1つ用意しておくと、見つけてもらったことが仕事につながりやすくなります。
私の店では、ホームページにAI見積もり受付くん(月3,000円・税別)を付けて、現場中でも見積もりの依頼を受けられるようにしています。ホームページがまだない、作り直したいという方には、工事店向けのホームページパック(月4,000円・税別・初期費用0円。受付くんは付けなくても大丈夫です)もあります。
まとめ:仲介サイト以外の集客は「積み上げ」
- 私の店で実際に仕事につながったのは、Googleマップ・紹介・YouTubeの3つ
- Googleマップの口コミは、工事が終わったお客様全員に同じ文面でお願いする。見返りなし・星の数も指定しない
- 紹介は頼まない。「いい人だったな」と思い出してもらえる会話と、紹介していただいたときのお礼を大事に
- YouTube・SNSは、会ったことのないお客様に「知っている人」と思ってもらえる。ただし時期と運もあり、同じ結果は約束できない
- 見つけてもらったあとのために、中身の分かるページと、電話以外の連絡の入口を用意しておく
よくある質問
Q. Googleマップの口コミは、満足してくれたお客様にだけお願いしてもいいですか?
A. いいえ。肯定的な口コミだけを選んで頼むことは、Googleのルールで禁止されています。工事が終わったお客様全員に、同じ文面でお願いしてください。
Q. 口コミを書いてくれたお客様に、値引きやプレゼントをしてもいいですか?
A. いいえ。割引や無料のサービスなど、見返りと引き換えに口コミをお願いすることも、Googleのルールで禁止されています。口コミは見返りなしでお願いします。
Q. お客様に「紹介してください」と頼んだほうがいいですか?
A. 私は頼んでいません。エアコンは毎日使って減るものではなく、次に必要になるのは何年も先です。それより、工事のときの会話で「いい人だったな」と思い出してもらえるようにしています。紹介していただいたときは、紹介された方の領収書に紹介者のお名前を添えて少し値引きし、紹介してくれた方にも「紹介してよかった」と思ってもらえるようにしています。
Q. YouTubeやSNSは、今から始めても効果がありますか?
A. 同じように伸びるとは言えません。私が始めた2019年は、エアコンの動画を出す人が増える少し前で、巣ごもりの時期とも重なりました。時期と運も大きかったと思います。それでも、顔と仕事ぶりを見せておくことは、地元のお客様に「どんな人か」を知ってもらう手段になると考えています。
見つけてもらったあとの受け皿を、月4,000円(税別)から
工事店向けのホームページパックは、初期費用0円・仮ページを見ている間は無料です。
24時間のAI受付「受付くん」は、付けても付けなくても大丈夫です(付ける場合は別途月3,000円・税別)。