工事店のホームページ制作|一人親方に必要か・費用の考え方・自分で作るか頼むか
1. ホームページは「お店の信用を確かめてもらう場所」。直接のお客様を増やしたいなら持つ価値がある
2. 費用は制作費の金額だけでなく「毎月いくら・更新は誰がやる・やめたらドメインはどうなる」で比べる
3. 自分で作るか頼むかは、お金より「自分の時間」と「更新を続けられるか」で決める
同業の方から、ときどき聞かれます。「うちみたいな一人でやっている店でも、ホームページって作ったほうがいいの?」
答えは「お店がこの先どうしたいか次第」です。元請けさんからの仕事や昔からのお客様の紹介で手いっぱいなら、無理に作らなくても困りません。でも「直接のお客様を増やしたい」「仕事を選べるようになりたい」と思っているなら、ホームページは持っておいたほうがいい、というのが私の考えです。
この記事では、工事店がホームページを作るときに迷いやすい3つ——必要かどうか/費用の考え方/自分で作るか頼むか——を、工事店の目線で整理します。すでにホームページがあって「問い合わせが来ない」という方は、ホームページに問い合わせが来ない理由と、今日直せる3つの改善点のほうが近い内容です。

一人親方・小さな工事店に、ホームページは必要か
工事のお客様は、知らない業者を家に上げることになります。だからこそ、チラシや紹介で名前を知ったあとに、「どんな人がやっているのか」「いくらくらいかかるのか」を確かめたい方が多いと感じます。電話をかける前に、お店の名前で検索してみるわけです。
そのとき何も出てこないと、それだけで後回しにされることがあります。反対に、工事の写真と料金の目安と、やっている人の顔が見えるだけで、「ここなら頼んでも大丈夫そう」と思ってもらえます。工事店のホームページの一番の役目は、派手な集客よりもこの「信用の裏付け」だと思います。
まずは無料のGoogleビジネスプロフィールからでもいい
Googleマップにお店を載せるGoogleビジネスプロフィールは、無料で作れます(Google公式の案内)。お金をかける前の第一歩としては十分です。
ただ、マップのお店情報だけでは、工事メニューごとの料金や施工事例、対応エリアの細かいところまでは伝えきれません。地図やSNSは「見つけてもらう入口」、ホームページは「中身を見てもらう場所」と分けて考えると、何を作ればいいかがはっきりします。
工事店のホームページに載せたい5つのこと
立派なデザインより、お客様が「頼むかどうか」を決めるための材料がそろっているかが大事です。最低限、この5つがあれば十分です。
- 対応エリア:市町村名まで書く。「うちの地域に来てくれるか」が最初の関心です
- 工事メニューと目安の料金:「いくらくらいか」が分からないと、問い合わせる前に離れてしまいます。「現地確認で変わります」と添えれば、目安で構いません
- 施工事例(写真):きれいに仕上がった配管や、室外機まわりの写真。言葉より伝わります
- やっている人のこと:顔写真・経歴・ひとこと。家に上がる人が分かると安心されます
- 連絡の入口:電話番号に加えて、電話以外の入口を1つ。現場中は電話に出られないからです
5つ目の「電話以外の入口」は、工事店ならではのポイントです。作業中に鳴った電話に折り返したら、もう別の業者に決まっていた——という経験は、たぶん誰にでもあると思います。(詳しくは電話に出られない間の問い合わせを取り逃さない5つの方法、入口の直し方はホームページに問い合わせが来ない理由と、今日直せる3つの改善点で書いています)
費用の考え方:制作費の金額だけで比べない
ホームページの制作費は、頼む先や作るページの数によって大きく違います。ここで「相場はいくら」と一つの数字を出すことはしません。それより、見積もりを比べるときに、どこを見ればいいかを書いておきます。
| 確認すること | なぜ大事か |
|---|---|
| 初期費用と毎月の費用 | 初期費用が安くても、毎月の費用が続きます。何年使うかで合計を出して比べます |
| ドメインの名義 | ○○.com などの「住所」が制作会社の名義だと、やめたときに同じ住所を使えないことがあります |
| ドメイン・サーバーの更新費 | 毎年かかる費用が、月額に入っているのか、別に請求されるのか |
| 更新(料金の変更・写真の追加) | 誰がやるのか、頼むたびに費用がかかるのか。工事店のホームページは、料金と施工事例が古くなると信用を落とします |
| やめるときの条件 | 最低契約期間や違約金があるか。やめたあと、ページやドメインはどうなるか |
私自身、「業者さんに頼んだら思ったより高くて、しかも料金を1か所直すのにも頼みづらかった」という経験があります。作るときのお金より、作ったあとに直せないことのほうが困る、というのが実感です。

自分で作るか、制作を頼むか
いまは、ホームページを自分で作れる無料・低価格のサービスもあります。どれが正解ということはなく、お店の状況で選べばいいと思います。
| 自分で作る | 制作を頼む | |
|---|---|---|
| お金 | 安く始められる | 制作費や月額がかかる |
| 自分の時間 | 作るのも直すのも自分。夜や休みの時間を使う | 材料(写真・料金)を渡せば、あとは任せられる |
| 仕上がり | 慣れるまでは「それなり」になりやすい | 見やすさ・スマホでの見え方を整えてもらえる |
| 更新 | 思い立ったらすぐ直せる。ただし後回しになりがち | 頼み方と費用は、頼む先しだい |
| 向いている人 | パソコン作業が苦にならない・時間がある | 現場で手いっぱい・パソコンが苦手 |
工事店の場合、分かれ目は「現場が終わったあとに、パソコンに向かう時間と気力があるか」です。作ること自体はなんとかなっても、料金の改定や施工写真の追加を続けられないと、古い情報のページが残ってしまいます。それなら最初から、更新まで任せられる形を選んだほうが結果的に安くつくこともあります。
私が工事店向けに「ホームページパック」を作った理由
ここからは少しだけ、うちのサービスの話をさせてください。私が同業向けにホームページパックを始めたのは、上に書いた「高い・直しにくい・やめにくい」を、自分がお客様の立場で感じたからです。そこで、条件を次のようにしました。
- 月4,000円(税別)・初期費用0円。月額はホームページを公開してから。仮ページを見ている間は無料
- ドメインはお店の名義。取得費用と毎年の更新費用も月額に込み。やめてもドメインはお店のもの
- いつでも解約。違約金なし・最低契約期間なし
- 基本12ページまで・スマホ対応・SSL(https)対応。月1回までの更新は無料(料金の変更・写真の追加など)
- 希望すれば、24時間AI受付の「受付くん」も組み込める(別途月3,000円・税別)
実際にお作りしたものは、制作事例でそのままご覧いただけます(北海道 釧路・根室のエアコン・電気工事店さん、神奈川県 川崎市のエアコン工事店さん)。直近の例では、お申し込みから公開まで約2週間でした。
もちろん、これが唯一の答えではありません。この記事の「確認すること」の表で、ほかの制作会社さんとも比べてみてください。比べたうえで合いそうなら、相談してもらえればうれしいです。
まとめ:工事店のホームページは「信用」と「更新できること」
- 直接のお客様を増やしたいなら、ホームページは持っておく価値がある。役目は「信用の裏付け」
- まずは無料のGoogleビジネスプロフィールから。中身(料金・事例・人)を見せるのがホームページ
- 載せるのは、対応エリア・工事メニューと目安料金・施工事例・やっている人・電話以外の入口
- 費用は「毎月いくら・ドメインの名義・更新の頼み方・やめるときの条件」で比べる
- 自分で作るか頼むかは、お金より「自分の時間」と「続けられるか」で決める
よくある質問
Q. 一人親方で仕事の量も多くないのに、ホームページは必要ですか?
A. 元請けや紹介の仕事だけで手いっぱいなら、急いで作らなくても困りません。直接のお客様を増やしたい、仕事を選べるようになりたい、と考えているなら持っておく価値があります。名前を聞いたお客様が検索したときに、お店のことが分かるページがあるだけで、頼むかどうかの判断がしやすくなります。
Q. Googleマップ(ビジネスプロフィール)やSNSだけでは足りませんか?
A. Googleビジネスプロフィールは無料で作れるので、まずはそこからで構いません。ただ、工事メニューと目安料金、施工事例、対応エリアをまとめて見せるには場所が足りません。地図とSNSは入口、ホームページは中身を見せる場所、と分けて考えると分かりやすいです。
Q. 制作を頼むとき、いちばん確認しておくべきことは何ですか?
A. ドメイン(○○.comなどの住所)が誰の名義になるか、やめたときにドメインとページがどうなるか、です。ここが曖昧だと、制作会社を変えたいときに同じ住所が使えず、検索で積み上げてきたものを失うことがあります。
Q. 自分で作ったホームページを、あとから頼んで作り直してもらえますか?
A. 制作会社によっては相談できます。ホームページパックでも、いまのページの内容を引き継いで作り直せます。ドメインをそのまま使うか新しく取るかは、相談のうえで決めます。
工事店のホームページ制作、まずは話だけでも
月4,000円(税別)・初期費用0円。仮ページを見ている間は無料です。
ドメインはお店の名義、いつでも解約できます。無理におすすめはしません。